今回はコマンドプロンプト(以下CMDとします。)でローカルのデータベースに接続する方法を書いていきます。
まず、CMDを立ち上げます。デスクトップの検索バーのところに【cmd】と入力してください。
xamppのデータベースに接続するにはMySQLのあるフォルダまでのパスを入力してcdで移動してあげます。
cd C:\xampp\mysql\bin
人によっては、xammpをインストールしているフォルダによってディレクトリの構造が違うので、その辺はパスを変えてくださいね。
一応これで接続はできるのですが、いちいちこのようにして該当フォルダまでMySQLを取りに行くのは面倒です。
そこで環境変数を設定します。
環境変数とは
簡単に説明すると、OSがデフォルトで持っている値を入れておくことのできる変数です。
この変数に値を入れておけば、すべてのプログラムで使うことができます。
今回はMySQLの設定をしていくのですが、もちろん他のプログラムを登録することもできます。
環境変数の設定
では、C:\xampp\mysql\binまでのパスを環境変数に登録していきましょう。
検索バーから【コントロールパネル】と検索して、開いたら【システムとセキュリティ】→【システム】→【システムの詳細設定】→【環境変数】と進んでいきます。
ユーザー環境変数とシステム環境変数の2種類が出てきますが、ユーザー環境変数の方を編集しましょう。
ユーザー環境変数の中にあるPathを選択し、下の【編集】ボタンを押して、ユーザー変数の編集を行います。
既にPathの項目をいくつか設定している方は環境変数名の編集に行くので、
ここで【新規】ボタンを押して加えたいディレクトリを追加してあげましょう。
OKを押して【環境変数名の編集】、【環境変数】、【システムのプロパティ】等のウィンドウを閉じていきます。
CMDを再起動して、pathと入力してみましょう。
先ほど新たに加えたpathが最後の方に表示されていると思います。
コマンドでMySQLに接続
では早速、コマンドでMySQLに接続してみます。rootの部分はユーザー名に置き換えてくださいね。
その後データベース接続用のパスワードが聞かれるので、入力しましょう。
mysql -u root -p
これで接続はできましたが、MariaDB monitorと出てきました。
実はxamppのMySQLはデータベースの中身はMariaDBになっています。
ここでは詳しく触れませんが、MariaDBというのはMySQLから派生した次世代のMySQLだと思ってください。
コマンドでデータベースを操作
次に、試しにコマンドを打ち込んでデータベースを操作してみましょう。
ユーザー名とホストを取って来るコマンドを入力してみます。
SELECT user. host FROM mysql.user;
テーブルが表示されましたね。
閉じるときはexitやquitコマンドでサーバーと切断してあげましょう。
こんな感じで、環境変数を活用するとCMDでの操作が便利になります。
phpMyadminにアクセスして直接MySQLを操作するよりもずっと早く作業ができるので、非常に便利ですね。